母子家庭のための大学の奨学金

母子家庭向けの大学の奨学金として、母子・寡婦福祉資金貸付金があります。母子・寡婦福祉資金貸付金は、母子家庭や寡婦を対象とした融資制度で、貸付利率は無利子、返済期間も3年から20年までとなっています。貸付の対象者として、母子福祉資金は母子家庭の母で、扶養している児童が20歳未満であること、父母のいない20歳未満の児童が、寡婦福祉資金は寡婦で、寡婦が扶養している子供が20歳以上であることが求められます。

母子・寡婦福祉資金貸付金の中の修学資金は、大学等で修学するために必要な経費を貸付ける資金で、国公立と私立、自宅通学と自宅外通学とで金額が異なります。修学資金は、貸付限度額の1.5倍を限度として利用することができます。母子・寡婦福祉資金貸付金は、他の奨学金と重複して貸付を受けることはできず、どちらも貸付を受けていた場合は母子・寡婦福祉資金貸付金の貸付は停止されてしまいます。修学資金は、原則として連帯保証人が不要で、申し込み期限は設けられていないです。

貸付を申請するには、各自治体の福祉事務所や福祉センターに行って母子自立支援員による事前相談を受け、制度を理解し返済計画を十分検討した上で書類等を提出します。提出された書類等をもとに、貸付審査会において貸付されるかどうかが決定されます。まずは


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